楽しかった東海旅行

豊橋〜岡崎〜浜松あたりにいってきました。

まずは、豊橋の友人ロールちゃんのところへ。にばんめの子が生まれたので会ってきました。

子どもらと戯れる。保育園状態で面白かった。

 

その後岡崎へ。珍妙なホテルにチェックインして、東岡崎駅の「龍のおとし子」でろんすた夫妻と合流。

連れていってもらったのは二回目だけど、めちゃくちゃうまいんですわここ

■ 海鮮 居酒屋 龍のおとし子 東岡崎店」水産会社直営のお店だから刺身が新鮮で安くて美味しい!

http://岡崎.net/tatsunootoshigo/

まずこの刺し盛りが880円。なんということでしょう。
右のはシイラ、ちょっと珍しい。お刺し身、新鮮でうまかったです。

あら煮。多い。

今回も一番感動したのは「アカエイの肝」。レバ刺しっつーかフォアグラっつーか、とにかくねっとりしてて果てしないコクが舌にまとわりつく。そして全然臭みがない。自分の中の、珍味感動度を記録する仮装大賞のゲージがみたいなのがピルルルルル〜と上がっていくのを感じる。

なぜかこの日は貸し切り状態。一番奥の座敷で落ち着けた。わたしらが飲んでうまいもの食べてる間、赤ん坊は座布団に転がりおとなしくあそんでいた。

翌日は岡崎イオンのTip Topという喫茶店でモーニング。無料のやつはトースト一枚とサラダのよくあるタイプだったので、+220円の和風モーニングにしてみた。このセットの何が嬉しいって朝から赤出汁のめることですね。岡崎だしね。

このあと、イオンの向かいにあるスーパー銭湯「葵の湯」でひとっ風呂あびる。公共浴場にはよくいくけれど、スーパー銭湯はひさしぶり・・・関東のスー銭はおむつの取れてない赤ちゃんは入れないところが多いけど、こっちは大丈夫ということに驚いた。しかもベビーバスチェアが常備してあるのでゆっくり髪も洗える(嬉)。

ろんすた夫妻が葵の湯にお見送りに来てくれた。別れを告げて帰路についた。

 

途中、浜松の楽器博物館へ。

一面のガムラン!

ストローバイオリンとかいう変なやつ。ストローはあのストローのことではなく、ストローさんという人が考えたのだそうです。

ホーンテッドマンションみたいなピアノや、

なんかすごいのとか、

かわいいやつをみました。
とても楽しかったけど、わずかな触れるコーナーを除いて展示楽器に触れられないのが生殺し状態です。

 

そしてそして、憧れの「さわやか」へ!

牛が肉を見詰める鉄板でいただきます。

うめえ〜。ハンバーグだけどステーキみたいな肉質なんですね。ソースは置いていってもらって、最初は塩こしょうで食べたら肉の味がよくわかった。俵型ハンバーグのチェーンではビッグボーイがぴかいちかなあと思ってたけど、ちょっとマイ俵型ランキング更新されたかも・・・

そういえば10年前にこんなことしてたな(懐)
■ 俵型ハンバーグを食べ歩く
http://portal.nifty.com/2007/08/03/c/

 

以上、充実した東海旅行だった。

興奮しすぎたせいか、このあと家族全員体調を崩した。


 

最近書いたやつメモ。

■ 【レバー好きに朗報】究極にうっまいレバー思う存分食べたくなったら、この3軒に行っとけば間違いないよ

http://r.gnavi.co.jp/sp/g-mag/entry/013321

 

■【ついに決定】アヒージョが一番おいしくなる塩辛はどれ? いろんな塩辛で試してみました

http://r.gnavi.co.jp/g-interview/entry/hosoi/4213

 


ヨトウムシのチャーハン

 

ある日の一人のお昼どき。何を食べようかと冷蔵庫をあけた。卵くらいしかない。

冷凍庫には冷凍ごはんと、ジップロックに入った黒い物体。

ヨトウムシだった。

去年の10月、友達が子どもたちの芋掘り畑を派手に荒らすので困り果てていたのを、捕まえて送ってもらったやつだ。

捕まえても捕まえても減らず、夜な夜なさつまいもの葉っぱを食い荒らす「夜盗」虫らしい。

他のお母さんたちも捕獲に協力してくれたらしく箱で届いた(品名がプロテインになっているのは友人がボディビルやってるから。そう、虫は高たんぱく低脂質で筋トレにもってこいだよ)。

 

ということでヨトウムシクッキングの様子を記しておく。

箱の中にはサツマイモの葉。輸送中もずっと食べ続けていたらしく、元気。

葉っぱと虫を分ける作業が少し大変だった。

逃げ足が速くすぐ脱走するので注意が必要だが、刺したりしないので扱いやすい。

洗って、生きたまま茹でる。身が少し縮む。

食べてみると、サツマイモの味がする!

プチっとした歯ごたえ、臭みとかはなし。サツマイモの葉っぱをむしゃむしゃ食べている虫はうまいということがわかった。直前まで葉っぱ食べてたので中身はほぼ葉っぱなのではないか。そこにたんぱく質やアミノ酸が加わって、完全栄養食となっている。

昆虫食の専門家に「味は100点中40点くらい」と聞いていたけど私的には80点をあげたい。80点というのは他にもっとおいしい虫を経験しているからで、食べ物全体でいえばもっと高評価である。

チャーハンの具にもよし。

ごま油の香りが加わるとまた香ばしい。良質な栄養もとれて、食感も楽しいチャーハンに。

チーズとも合う。

汎用性の高い虫なので一年中冷凍庫に常備しておきたい。

以上、ヨトウムシクッキングでした。今年の秋も手に入るといいのだが。


【台湾】高雄の港町はカラスミ天国! ベジタリアンのための「菜食カラスミ」も食べてみた

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前回の檳榔に続き、翌日。高雄といえばカラスミは外せまい。

フェリーで港町へ。カラスミ店がたくさん! 興奮するわー。

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この色艶……。こんな野ざらしにされて欲望に勝てなくなったら困るんだけど。鷲掴みにしてむしゃむしゃしたい。

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ぼらのへそ」もある。奥にいるのはオウム。

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カラスミ好きのひろぽんとほくほく顔でお買い物。今すぐ食べたい!

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ということで、海岸の公園まで歩いていって食べた。潮風に当たりながら食べるカラスミ最高。
こんなパックに入れられるとスナック感覚でいってしまいそうになるけど、塩分がすごいのでちびちびを心がける。帰りのフェリーでもちびちび、ホテルでもちびちび、結局一日中ちびちび食べてるから意味ないか。そして片手には常にビールという……高雄では「歩くプリン体摂取ロボ」となるわけです。

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付け合せのニンニクと葉ニンニクと大根。ニンニクの量がすごい。
これどういう割合で食べればいいんだろ。カラスミ1かじりにつき1かじり? 生なんだぜ、このニンニク。
でも合うのでついついかじる。生なのに。

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翌日、街なかのスーパーでへんなものを見つけた。ベジタリアンカラスミだ!
台湾には「素食」というベジタリアン的な食文化があって、動物性の食材を使わないレストランも沢山ある。
そういった人たちのためにカラスミに似せてつくったものらしい。

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材料は緑豆と植物油。味の想像がまったくできない。
かなり興味深いブツですね。本物のカラスミは珍味の王様だけど、こっちのほうが珍味度は超えていると思う。

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真ん中の線が取ってつけたようで泣けてくる。
固さはカラスミよりちょっと固いかも。

さて、味は!?

うーん、カラスミではないな。やっぱりあの濃厚さは豆では再現できまい。でもちゃんと頑張ってる感じではある。
おいしい塩味の豆のおつまみ。これはこれで別のものとしてうまい。
カロリーもプリン体も塩分も気にならないし、けっこうお腹にもたまるし、もちろんお酒のアテにもなるし、よいかもしれない。ダイエットにもよさそう。

以上、台湾高雄のカラスミ天国とベジタリアンカラスミでした。


台湾の合法ハーブ「檳榔(ビンロウ)」を試してきた


2016年1月某日、台湾の高雄にきた。前回の訪問から3ヶ月ちょっと。私が渋谷にいくペースとだいたい同じだ(知るかって話ですが)。

前回の高雄レポ↓

【台湾高雄】3泊4日くいだおれ紀行

 

空港に着いた私たちは送迎バスに乗り、ティッシュの数が尋常じゃない車を見下ろしながら、高雄の中心街へ向かった。

前回はとにかくうまいものいっぱい食べてカラスミにまみれて廃工場でも遊んで満足した旅だった。

今回もそんなゆるゆるの旅の予定だけど、加えてひとつチャレンジしてみたいことがあった。

檳榔(びんろう)

台湾の合法ハーブ!

知らない人のための説明をウィキペディアさんお願いします↓

檳榔子を噛むことはアジアの広い地域で行われている。檳榔子を細く切ったもの、あるいはすり潰したものを、キンマ(コショウ科の植物)の葉にくるみ、少量の石灰と一緒に噛む。しばらく噛んでいると、アルカロイドを含む種子の成分と石灰、唾液の混ざった鮮やかな赤や黄色い汁が口中に溜まる。この赤い唾液は飲み込むと胃を痛める原因になるので吐き出すのが一般的である。ビンロウの習慣がある地域では、道路上に赤い吐き出した跡がみられる。しばらくすると軽い興奮・酩酊感が得られるが、煙草と同じように慣れてしまうと感覚は鈍る。そして最後にガムのように噛み残った繊維質は吐き出す。

道路に吐いた跡が美観を損ねる&落ちにくいということで、紙コップを持ち歩くのがマナーとなっています。

一日目の夜、とりあえず夜市へ繰り出す。猫のパンツと犬のパンツどっちにしようか迷いながら徘徊していると、檳榔の店が現れた。

ふつうのよくある檳榔屋です。

葉に巻かれているタイプと巻かれていないタイプがある。ひとつくださいというと、巻かれていないものをくれた。

生の木の実がむきだしで入っている箱、ゲット。150円くらい。吐き出す用のコップもついてきます。

葉巻きタイプは苦味と渋味が強いので、こちらをくれたのは初心者向けということだと思う。

お店の人が、噛み方をレクチャーしてくれた。

それによると、口に入れて噛んで、1回目の唾液は捨てる。
それからは適当に吐き出しつつ、絶対に飲んじゃだめというわけではない(でも吐きましょう)。実の方は好きなだけ噛んでいてよい。

いざ、咀嚼!

おお、草の香りだ。野菜とかハーブとか食べ物と認識できる青臭さではなく、原っぱに生えてそうな草の味。

おお、苦い、というか渋い!

頭の中で「食べてはいけないものでは?」という警鐘がすこしだけ鳴る。

ちょっと慣れない味に耐えて、こなれるまで噛んでいると、だんだん実が繊維状になってきてガムっぽくなる。
ここで一度目の唾液を吐く。

あ、なんか平気になってきたかも。

おお! 顔に血が昇って、顔だけ熱い感じがする。ちょっとぐわんぐわんしてきた。

面白い! さっきまで変な味のものを食べてたと思ったのに、さわやかな草の香りに包まれて気分爽快。気持ち悪くない、軽い目眩みたいな感じ。

酒に酔うまではいかず、人によっては感じないかも程度の高揚感。ちょっとした眠気覚ましになるというのもわかる。タクシーやバスの運ちゃんも噛んでいたな。

檳榔おもしろい!

しかし、この覚醒効果はものの3分で消える。ほんとあっという間に……

そこが儚いけど、良さでもあるんじゃないでしょうか。

葉っぱに包まれたタイプも買った。柿の葉すしではない。

キンマ葉の内側に石灰が塗られている。石灰を加えることによって効き目がより強くなるらしい。

葉があるぶん青臭さが際立つのでこんな顔になるけど

レッツ檳榔パーリーナイトなのであります。

檳榔屋はいろんなデザインがあって飽きない。

夜になるとネオンがチカチカする店。盛り場っぽい、なんとなく漂うダメ感。

おいしくはないと思う。

ということで、長年気になっていた珍味(?)を試せてよかった。

麻薬の部類ではないので日本への持ち込みはできるけど、種子の持ち込みになるのでそっちのほうで手続きをふまなければならない。
日本では新大久保で2000円くらいで売られていると聞いたことがある。でも情報が少なく、探すのは苦労しそう。JR田端駅前で、上の檳榔の袋が落ちているのを見たことがある。別の日には赤い吐き跡も見た。
山手線の北側エリアは多国籍で中国系の人もたくさんいるから、やってる人がいてもおかしくないか。一粒ください。

 

次回は間違いなくおいしいほうの珍味のことでも書きます。