前回の檳榔に続き、翌日。高雄といえばカラスミは外せまい。
フェリーで港町へ。カラスミ店がたくさん! 興奮するわー。
この色艶……。こんな野ざらしにされて欲望に勝てなくなったら困るんだけど。鷲掴みにしてむしゃむしゃしたい。
「ぼらのへそ」もある。奥にいるのはオウム。
カラスミ好きのひろぽんとほくほく顔でお買い物。今すぐ食べたい!
ということで、海岸の公園まで歩いていって食べた。潮風に当たりながら食べるカラスミ最高。
こんなパックに入れられるとスナック感覚でいってしまいそうになるけど、塩分がすごいのでちびちびを心がける。帰りのフェリーでもちびちび、ホテルでもちびちび、結局一日中ちびちび食べてるから意味ないか。そして片手には常にビールという……高雄では「歩くプリン体摂取ロボ」となるわけです。
付け合せのニンニクと葉ニンニクと大根。ニンニクの量がすごい。
これどういう割合で食べればいいんだろ。カラスミ1かじりにつき1かじり? 生なんだぜ、このニンニク。
でも合うのでついついかじる。生なのに。
翌日、街なかのスーパーでへんなものを見つけた。ベジタリアンカラスミだ!
台湾には「素食」というベジタリアン的な食文化があって、動物性の食材を使わないレストランも沢山ある。
そういった人たちのためにカラスミに似せてつくったものらしい。
材料は緑豆と植物油。味の想像がまったくできない。
かなり興味深いブツですね。本物のカラスミは珍味の王様だけど、こっちのほうが珍味度は超えていると思う。
真ん中の線が取ってつけたようで泣けてくる。
固さはカラスミよりちょっと固いかも。
さて、味は!?
うーん、カラスミではないな。やっぱりあの濃厚さは豆では再現できまい。でもちゃんと頑張ってる感じではある。
おいしい塩味の豆のおつまみ。これはこれで別のものとしてうまい。
カロリーもプリン体も塩分も気にならないし、けっこうお腹にもたまるし、もちろんお酒のアテにもなるし、よいかもしれない。ダイエットにもよさそう。
以上、台湾高雄のカラスミ天国とベジタリアンカラスミでした。
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