メキシコ日記:二日目

ピピラの丘にはこんな小さいケーブルカーでのぼります。景色もいいけれど線路の両脇にもびっしりサボテンが生えていて楽しいです。

ホテルの人にいつ頃がキレイかきいたら、午後8時とのことだったのだけど、それはきっと夜景の事を言っているので、夜景よりは建物自体を見たいとのことで西日が強い4時頃を狙ってきてみたのだけど、正解だったような気がする。光と影がくっきりとして、建物ひとつひとつが際だって見えました。次回は夜景も見てみたいなと思った。

大学時代に「丘に箱状のカラフルな家がいっぱい建っている」という想像上の景色をモチーフにした絵をよく描いていた。ここに来たとき、母に「あんたの描く絵みたいねえ」と言われてちょっと嬉しかったのだが、帰ってから写真をみた当時の同じアトリエの同級生にも言われて、なんか運命を感じたのだった。もちろん当時からずっとメキシコに行きたいとは思っていたけれど、こんな景色があるとは知らなかったから。見たこともない異国の風景を描いていたとは。単なる偶然かもしれないけど、自分ではとても不思議で面白い感覚がした。前世などは信じていないけれど、もしあるならメキシコに住んでいたと思いたい。

カップルが絵になりすぎて困るんだよ。絵はがきになっちまうぜ。

丘の上のとうもろこし屋さん。ペンキのとうもろこしがなんかかわいい。

このとうもろこし、まったく甘くないのだ。マヨネーズとチリパウダーとライムをしぼって食べるのは、サラダ風にしているのかもしれない。

ねこ

陽が傾いてきたので、そろそろ下ります。

ガムテープであそぶギャル。撮らせてもらうと、見ていた両親がぽかーんとした我が子の表情がおかしいようで笑っていた。

下りのケーブルカーでご一緒したお母さんと子供たち。超可愛い。こっちの人は、カメラと子供を交互に指さしていいですか?と合図するとだいたい撮らせてくれる。かわいいでしょ?と言っているみたいだ。

さようならピピラの丘。下りたらごはんだ!