【ライナーノーツ】#03：不眠症の唄

2008年くらいに作りました。私は不眠症ではないけれど、自己管理不足による不規則な生活のせいでたまに眠れない夜があります。

世界が寝静まる中、不眠というのはそこだけぽっかりと自分だけの時間ができてしまうんだなあ〜と考えていたらよけい眠れなくなりました。

そんなダメな夜を美化し、飾り立てて生まれた曲です。

最初にチバさんにアレンジをお願いしたのですが、都合により途中からCHEEBOWさんにバトンタッチし、こちらのCHEEBOWバージョンが完成しました。

夢の中でほわほわしてる感じ。不眠症だけど。

これを聴いた友人の音楽家がたいそう気に入ってくれ、自分もアレンジしてみたい、といってしてくれました。

別の曲みたいですよね。

ワタナベさんはノイズミュージシャンというかインダストリアルミュージックのひとなのです。どうなるのかとわくわくしてましたがこんなふうになるなんて！　とすごく新鮮で面白かったのを覚えています。

今回のCDでは原点回帰ということでチバマコトに頼みました。この歌のもともとのイメージに近かったのと、これくらいのアナログ感があるほうが全体のバランスに合っているように思いました。

三種三様のアレンジなので、まるで3曲あるような気持ちになっています。

”チバージョン”の完成版「不眠症の唄」を、アルバム「夜食」でお楽しみください。

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